KEIKOの「スウェーデン便り」0608

キットカタログ
キットの内容
スウェーデン便り2006 8月号
スウェーデン便り2006 1月号
スウェーデン便り9月号
スウェーデン便り7月号

2006年のスウェーデンのこの夏は、歴史に残る暑い夏となりました。私は、また、9月に日本へ一時帰国するため、夏中働くことになってしまいましたが、その分、週末ごとに思う存分夏を楽しむことができました。今回はそのレポートをしてみようと思います。

夏の初め、6月のある週末、フィンランドへ出かけました。飛行機で45分しかかからないお隣の国で、景色はスウェーデンとあまり変らないのですが、人種と言葉は全く違う国です(スウェーデン語は、ゲルマン系。フィンランド語は、ウラルアルタイ系。フィンランド人は系統的にはアジア人に近いのです)。でも、フィンランドには、ムーミンを書いたトーべ・ヤンソンのようにスウェーデン語を母国語としているスウェーデン系フィンランド人の人たちがいます(主に西海岸地方)。それは、フィンランドが一時スウェーデン領であったためで、町の中の標識などは、現在でもすべてフィンランド語とスウェーデン語で表示されています。高校ではスウェーデン語が必須科目で、スウェーデン語ができるといい仕事につけるということですが、一般には、あまり、みんなスウェーデン語はしゃべりたがらないようです。若い人たちはスウェーデン語より英語の方がはるかに得意です。

 

さて、今回、私は、高校の頃にペンフレンドだった友人を訪ねましたが、彼女はいつも、めったにしゃべる機会がないけど、いい練習になると言ってスウェーデン語をしゃべってくれます。デザインものの好きな私がたまたま運良くデザインものの好きな彼女と知り合えたのは、本当にラッキー。ペンフレンドだった頃から、彼女はよく私にマリメッコの製品をプレゼントしてくれたのですが、そのいくつかは30年ほど経った今でも使っています(おっと、年がばれてしまいますね)。彼女の住まいは、マリメッコのファブリック、アラビア、イッタラなどの食器、アルヴァル・アールトの家具に囲まれていて、まさしく生活の中に溶け込んだフィンランドのデザインを満喫しました。ところで、サウナはフィンランドが発祥の地で、フィンランド人にとってはなくてはならないもの。それで、どのマンションにもスタンダードとして、サウナがついているとのことです。これはスウェーデンのマンションとの大きな違いです。フィンランド人にとってサウナは、日本人にとってのお風呂のようなものでしょうか。ちなみに最近のスウェーデンのマンションには、シャワーのみでお風呂が付いている所はあまりないようです。

 

そして、7月は、ほぼ週末ごとに、以前ご紹介した友人のマリアンの所へ出かけていました。車で走れば、一時間ちょっとなのですが、ウシや馬が草をはぐくむ牧歌的な雰囲気がたまらなくステキな所です。そこで、ある日、私たちはセメントで植木鉢などを作ることにしました。近年、こちらでも、ガーデニングが流行っていて、お庭に置く小物などにも人々の関心が集まっているのですが、その中でもセメントのものがシンプルでステキとずっと思っていました。ところが、市販の物はそれなりに値段が高い。セメントは、一袋25kg入りで30kr(日本円で500円ぐらい)・・・あまりの安さにびっくりです。作り方はいったって簡単。水で溶かしたセメントを型に流し込むだけ。型は、牛乳パック、プラスティックの容器など、弾力性のあるものが適しています。初めは大きな型に、その後、真中に少し小さい型を置き、回りにまたセメントを流し込むという順序で、いくつか作りました。

セメントが乾くのに3,4日かかりちょっと待ち遠しいのですが、容器を取り除く時は、ワクワク・・・・。植木鉢だけではなく、古いタイルを埋め込んだ鍋敷きなどもできました〈マリアンは、花壇の回りの地面に直接セメントを塗りこんで、飛び石もどきの物を作っていました)。
そして、一番の大作(?)は、鏡のかけらを埋め込んだ、小鳥のためのプール(なんていうんでしょう?)です。これも今、巷で流行っているもののひとつなんですが、私はこれが一番作りたかったんです。鏡はなんと1800年代に作られたもので、とてもぶ厚く石でたたいても簡単には割れないぐらいでした。それをいくつか底の部分に埋めました。陽に当たるとキラキラ輝いて、とてもステキ・・・これで、小鳥がやってきて、水浴びをしてくれるとサイコ−なのですが、今のところはベランダの飾りとなっています。意外と簡単で何でも作れてしまうセメントごっこ、おもしろかったですよ。皆さんも一度試してみて下さい。
 
さて、今、私は、ストックホルムから350kmほど北に行った所にある田舎にいます。ここは、昔、私が留学していた学校があり、私のこちらでの親戚がいる所であり、サマーハウスがある所でもあります。今日は、昔の恩師の家にいるのですが、ここも家中がテキスタイルの宝庫なのです。それについて是非、書いてみたいと思うのですが、もうすぐ、お昼なので、ひとまず休憩・・・この次のお便りでご紹介したいと思います。お楽しみに。